ここ数ヶ月のガソリン価格の上昇が止まらない。ガソリン1リットルあたりの全国平均価格（8月9日時点）が180円台を超えたのは15年ぶりらしい。エリアによっては10円以上の価格差があるところも見られ、最高値は地域では1リットルあたり192.3円にもなったという・・

原油価格の上昇は2021年の新型コロナウィルスからの経済回復によるエネルギーの需要増加から始まり、2022年に勃発したウクライナ戦争をきっかけにエネルギー安全保障観点から、ロシア産ガスや原油への依存からの脱却に起因していると言われています。世界情勢は大きく変動していますが、自分とは遠く離れた地域で起きていることがまさに私たちの生活と家計に大きな影響を及ぼしています。

ガソリンが1リットル180円になると、毎月の出費がどれくらい変わるか、試算したことありますか？

一方で、最近ニュースで頻繁に取り上げられるようになったので馴染みのある人もいるかもしれませんが、電気自動車はここ数年売れるようになりました。

ガソリン車から電気自動車への乗り換えを検討している人も増えています。

なぜ電気？電気代も高騰しているんじゃないの？と思われるかもしれませんが、実は、電気代とガソリン代を比較したら、電気自動車に乗り換えたほうが断然安くなる場合があります。

まず、以下の前提を押さえておきたいと思います。

ガソリン車は車種によって燃費（1リットルのガソリンで走行できる距離）が異なります。

同様に、電気自動車は車種に電費（1kWhの電気で走行できる距離）が異なります。更に、電気の場合、走り方（アクセルを踏み倒すか、ブレーキを踏みながら走るか）や季節・天候によっても電費が変動します。

更に、家で充電する場合、電気契約によって電気代の単価が変わるので、要注意です。

上記の通り、変数が多いため一般化することはできませんが、以下の前提条件で、計算してみたいと思います。

一般的のガソリン車（燃費：15km/l）

燃費の良いハイブリッド車（燃費：20km/l）

一般的の電気自動車（電費：6.5km/kWh）

ガソリン代：1リットルあたり180円

電気代単価（東京電力従量電灯Cの第3段階）：1kWhあたり40円

※電気自動車に乗り換える際、自宅で充電するため電気容量を上げる場合がほとんどです。そのため、毎月の基本料金は数百円上がりますが、基本料金は以下の計算に含まれていません。

1ヶ月で800キロ走行した場合は以下の計算になります。

ご覧の通り、ガソリン代も電気代も高騰している現在、ガソリン車にお乗りの方は1ヶ月にかかるガソリン代は9,600円です。燃費の良いハイブリッド車でも7,200円かかります。

一方で、電気自動車の充電料金は5,000円を切るので、ガソリン車と比べて毎月4,600円節約することになります。1ヶ月に4,600円節約できるので、1年間には55,200円節約になり、10年間乗り続けると、50万円以上を節約することになります。

おまけに、電気自動車はオイル交換などのメンテナンスは不要ですので、車両メンテナンスのコストも省けます。

さて、ここからが本題です。

戸建てにお住まいの方であれば、実は電気代はもっと安く抑える方法があります。

上記では電気代を1kWhあたり40円という単価で計算していますが、電気契約によって時間帯別で更に安くなる場合があります。安い時は20円を下回ることもあります。

東京電力（夜トク8）

関西電力（はぴeタイムR）

但し、現在多くの電力会社では深夜特別割引など、時間帯別契約の新規受付を停止ているようです。一方で、いくつかの新電力会社ではEV向けの新たな電気契約を打ち出している、または近日中に発表する様子が伺えます。

新電力のEV向け電気契約の詳細はそれぞれ異なるので、興味のある方は個別に調べてみてください。仮に、時間帯別で安い時間帯の単価が1kWhあたり25円だとすると、月間800キロ走行した場合の電気代は以下の通りになります。

※電気契約を変更する場合は基本料金が上がる場合がありますが、以下の計算に含まれていません。

上記の通り、仮にEV向けの電気契約に変更し、安い時間帯のみに充電した場合、1ヶ月にかかる充電にあたる電気代は3,000円程度です。なんと、ガソリン車の3分の1しかかからない！

ちょっとした工夫で1ヶ月に6000円以上節約できて、1年間で72,000円、10年間で72万円の大きな節約が可能！まさに、塵も積もれば山となる、ということですね。

そして、なんとなんと、電気代の安い時間帯に自動的に充電できる充電器があるのです。

世界中で50万台以上の充電器販売実績を誇るWallbox社のPulsar Plus充電器が今年日本初進出です。

Pulsar Plusはコンパクトでスマートなデザインが注目されがちですが、実はとてもスマートな充電器です。充電器を購入後、特定の電力プランに切り替えていただくだけです。

そうすると、帰宅後に充電器を車両に差しておけば、すぐには充電は始まらず、その電力プランの安い時間帯に自動的に充電開始します。無意識に節約ができるEVライフはこれ以上便利なことはありません。

Pulsar Plusはこちらよりご購入いただけます。

そして、電力プランは近日中に発表予定ですので、乞うご期待を！

ガソリン代も電気代も高騰が止まらない、そして今後も続くインフラの時代では、この節約のチャンスを逃さないように！

無駄遣いを減らし、賢くお金を守りましょう。日々の小さな選択が、将来の安心に繋がります。電気、水道、食品、交通費など、どこで節約できるか考えてみましょう。節約はただの我慢ではなく、新たなアイデアと工夫が試される冒険です！未来の自分に感謝される、賢明な選択を今から始めましょう。