基本情報

マンション名：レシオン武蔵小杉

所在地：神奈川県川崎市

戸数：161戸

駐車場区画数：149

駐車場の種類：自走式

EV充電器導入台数：2台

充電器の出力：6kW

導入時期：2022年12月（運用開始：2023年3月）

EV充電設備2台を導入いただいた、レシオン武蔵小杉の管理組合ご担当理事にお話を伺いました。

導入に至る背景

ユアスタンド：

まず、導入検討に至るまでの経緯をお聞かせください。

ご担当理事：

コロナ前に旅行で香港に行った際、街中にはテスラの車がたくさん走っていたのを目の当たりにしました。また香港の友人も次は電気自動車を買うと聞いて、EVの時代が目前に迫っていると思ったことがそもそものきっかけでした。

その後、実際にEVの試乗をしてみて、EVならではの走りや乗り心地の良さを体感したことも大きな動機付けになりました。

ちょうど管理組合の理事を担当するタイミングだったため、EV充電器設置の提案を行い、率先して設置に向けた調査・検討を始めました。どのようなEV充電サービス事業者があるのか、どんな補助金制度があるのかなど、様々な下調べを行いました。

そのなかで、ユアスタンドのことを知り、何度か質問などをやり取りさせていただいた後に、当マンションに導入する場合の提案をしてもらうことにしました。

ユアスタンド：

弊社からは、弊社サービスの概要、補助金交付までの流れや申請のタイミング、管理組合様側でやっていただくことなどをとりまとめてご説明させていただきました。

管理組合側の取り組み

ユアスタンド：

管理組合側では、実際どのようなご準備をされていましたか。

ご担当理事：

まずユアスタンド社からの説明内容を元に充電設備の設置台数、設置場所を決めて設置工事に係る費用を見積もってもらい、その見積額をベースに補助金申請をお願いしました。

一方で、住民の皆さんに理解を深めていただき、最終的に設備設置の承認を得る必要があります。EVに乗ったことがない人からすると、EVの基本的なことを知らない、普通充電や急速充電の違いがわかりません。少しでもEV関連の基礎知識や今後の有用性を理解してもらえるよう、住民向け説明資料を作成し、併せてEV充電設備設置についてのアンケート調査を実施しました。

ユアスタンド：

アンケートではどのような結果が出ましたか？

ご担当理事：

EVの購入を考えているかという設問に対して、以下の結果が出ました。

1～2年以内に購入したい：5件

3～5年以内に購入したい：15件

また、実はEV購入を検討していたが、マンションにEV充電設備がないため諦めたという方もいることがわかりました。EVに対する潜在的なニーズが浮き彫りになったと言えます。

こうした、住民の理解を深めるための資料作成やアンケートの実施、フィードバックなどの取り組みによって、管理組合の総会で議案の承認を得ることに繋がったのだと思います。

ユアスタンド：

ご自身のEV購入が、EV充電設備導入への大きなモチベーションになっていたとのことですが、マンション全体としてのメリットはどのようにお考えですか？

ご担当理事：

EV充電設備が導入されることにより、当マンションの住民にとってEV購入という新たな選択肢に対する懸念点がなくなります。

また、管理組合にとっては駐車場の契約による収入も財政上とても重要です。今後EVが普及して、購入を希望する住民が増えた際に、充電設備がないために駐車場契約が解約されるという懸念を少しでもなくすことができます。

EV充電設備の運用において、保守費を含むシステム利用料が毎月数千円かかりますが、管理組合で設定する充電料金単価にその分も組み込むことができるため、それほど大きな支障にならないと考えています。

ユアスタンド：

ご説明いただきましてありがとうございました。

他の理事の方からも、今回の充電設備導入は、マンションの魅力や資産価値向上に繋がるというご賛同のご意見もいただくことができました。

導入までの流れ

今回のレシオン武蔵小杉様の導入までの流れは以下の通りです。

2021年

12月　管理組合側でEV充電設備の検討・調査を開始

2022年

2月　ユアスタンド社に問い合わせ

現地調査

3月　補助金申請準備

4月　補助金申請開始

5月　交付決定

6月　居住者に説明資料・アンケートを全戸配布

12月　総会で導入議案を可決・承認。その後、設置工事（2日間）

1月　工事完了報告

3月　運用開始

弊社ではマンションにEV充電設備導入をご検討されている管理組合様のために、弊社サービス概要、導入までの流れ等をご案内しております。

上記事例を参考にしていただくとともに、関心をお持ちいただいた場合は弊社までお気軽にお問い合わせください。