新築マンション、EV充電器付きが当たり前な時代へ

2022年02月01日 マンション・集合住宅

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新築マンション、EV充電器付きが当たり前な時代へ

EVが急速に普及する今日、新築マンションにEV充電器が付くのが当たり前な時代へ突入

マンション名:グランクレア一宮

所在地:愛知県一宮市

EV充電器について

共用部:日東工業Pit-2G6kW1

専用区画:コンセントタイプ(3.2kW3

課金方法

日東工業Pit-2G6kW):1時間あたり180円(ユアスタンドアプリで分単位で従量課金)

コンセントタイプ(3.2kW):月額5000円(使い放題)

事業主:中電不動産株式会社、日本エスコン株式会社

今回は事業主である中電不動産株式会社の担当者に簡単なインタビューができました。

1.なぜ今回はEV充電器を導入することになりましたか?

地球温暖化防止に基づく脱炭素化の流れからEV化が進むことが予想されます。当社分譲マンションへ入居される皆様方が、将来においても利便性を欠くことなく生活するためにも必要な設備であると考えました。また、デベロッパーとしてEVそのものの普及に少しでも貢献できるのではないかと考えました。

2.導入にあたっての課題

全区画にEV充電設備を設置するには、建築コストや維持管理の高騰につながり、本来あるべき顧客サービスに繋がらないことから、必要な台数の選定や運用面などを考えることに苦労いたしました。

3.その課題をどう解決し、乗り越えましたか?

ユアスタンド様へ相談することで向こう数年先のEV市場の動向が分かり、おおまかな必要台数を選定できた。また、共用駐車場に、今回の「ユアスタンド様と日東電工様による充電設備」を導入することで、EV充電設備が装備されていない機械駐車場区画の入居者様も利用ができ、課金方式についても公平性が保たれ、運用面において課題が解決出来たと考えています。

運用方法について

こちらのマンションでは共用部にPit-2G6kW)の充電器と、専用区画に3.2kWのコンセントタイプ充電器が設置されていますが、運用方法がそれぞれ異なります。

Pit-2G6kW)の充電器は弊社の専用アプリで予約・課金していただくのに対して、コンセントタイプ充電器は月額5000円で使い放題になっています。

充電料金シミュレーション

さて、実際充電料金はどれくらいかかるか、シミュレーションをしてみましょう。

EVの車種(電費)や月間走行距離、さらに使用する充電器(6kWはおよそ3.2kWの倍速)によって充電時間が異なるため、仮にテスラモデル3を月間800キロ走行した場合を想定します。

テスラモデル3の電費はおよそ6.0 ~ 6.7km/kWh(つまり1kWhで6.0 ~ 6.7km走行可)です。気温や走り方によって電費が変動しますが、電費を低い方の6.0km/kWhだとします。

800キロ走った場合に必要な電力は、800 / 6 = 133.33kWhです。

6kWの充電器を使った場合の1ヶ月にかかる充電時間:133.33 / 6 = 22.22時間(1ヶ月に22時間なので、週1回6時間の計算になります。ユアスタンドのアプリでは予約が可能ですので、充電したい時にできない!という状況を防ぐことができます)

3.2kWの充電器を使った場合の1ヶ月にかかる充電時間:133.33 / 3.2 = 41.67時間(1ヶ月に42時間なので、週1回10時間、また週2回5時間ずつの計算になります)

今回の場合、1時間あたり180円という設定ですので、1ヶ月の充電料金は22.22 x 180 = 大体4000円になります。

月額5000円の使い放題より1000円も安くなります。さらに、仮に今月400キロしか走らなかった場合、1ヶ月の充電料金は2000円となります。一方、月額5000円の使い放題だと、走行距離が短くなっても充電料金は変わりません。

現在EVが急速に普及している中で、新築マンションへのEV充電設備が必要不可欠となります。そして、運用方法につきましても、従量課金にするか、月額料金にするか、居住者のEVライフを大きく左右することになりますし、選ばれるマンションになるかどうか、という決め手にもなりかねないでしょう。

新築マンションへのEV充電設備の運用については、ユアスタンドにお問い合わせください

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