2021年電気自動車(EV)販売動向
2021年11月22日
本記事はEV-Volumesの記事より一部抜粋し、翻訳しております。
2021年の前半では、世界中に新たに265万台のEVが販売されました。新型コロナウィルスの影響でEV販売が低迷した2020年と比べて168%増になります。2020年前半ではコロナ第1波の真っ只中でEV販売台数は2019年の同時期と比べてマイナス14%になっていましたが、2020年後半は特にヨーロッパにおいてグリーン・リカバリ・ファンドなどの補助対策、環境白書などの国際的な条約、または各国における政策により、大きく回復しました。
世界においてEV販売台数の80%はBEVであるのに対して、ヨーロッパにおけるEV販売台数を占めるBEVの割合は50%で、残りの半分はPHEVです。
2021年前半におけるEV販売を牽引するのは38.6万台のEV(全てBEV)を販売したテスラで、続いては33.2万台のEV(BEV17.27万、PHEV15.94万)を販売したウォルクスワーゲングループになります。3位は22.7万台のEV(BEV22.1万)を販売したGMです。そのうちの18万台は中国のSGMW(上汽通用五菱汽車)のミニEVが占めています。
2021年は全体として640万台のEV販売、2020年と比べて98%の増加率が予想されています。そのうちBEV400万台、PHEV240万台になる見込みです。
2021年末には、1600万台のEV(3分の2がBEV)が実際に世界中の道路を走っていると予想されます。
地域ごとで見ると、西ヨーロッパは新型コロナのパンデミックによる被害が最も大きく、2020年のEV販売台数が前年と比べてマイナス40%ですが、2021年には前年と比べて+29%になりました。2020年の販売台数はパンデミックのせいで、どの地域においても異常に低かった関係もあり、2021年前半におけるEV販売台数の成長率は、ヨーロッパで157%、中国で197%、アメリカで166%、それ以外の地域では95%になりました。日本を除いて全ての地域では歴代最大のEV販売台数及びシェアを記録しました。
記事の通り、2021年は世界中においてEV販売台数が前年と比べて100%以上増加した地域が殆どですが、主要国の中で日本だけがEV販売台数の記録を更新しませんでした。
EV普及に向けて、EV充電インフラが喫緊の課題です。高速道路のサービスエリアや自動車販売店におけるEV充電も大切ですが、それ以上に家での充電、いわゆる基礎充電が必要不可欠です。
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